GPU比較2017
GeForce GTX 1050/1050Tiが発売されてから2ヵ月ほど経過し、価格も安定してきた。ということで、ちょっとしたまとめを書いてみる。
動画とかゲーム目的でGPUの性能比較をするのなら3DMarkとかゲーム自体のベンチマーク辺りを使うのが妥当なのだろうが、例によって、Max FLOPS(単精度)で比較してみる。併せて、TDPとか価格.comにおける最低価格(2017年1月下旬)なんかも含めて書き出してみると、
価格的には、750Ti、950、1050が価格差約2000円で、基本的にメモリ2GB、補助電源なしモデルがあるなどほぼ同一条件だろうから、同じグループとしてまとめて良いだろう。この中からならば、Max FLOPS(単精度)の観点からも、1050を選択するのが良さそうだ(他のベンチマークを見ても、1050は960と同等、または、若干低いくらいの性能のようだ)。また、かつてのベストセラー750Tiは、数字的には2世代前ということもあり、終息したといっても良さそうだ。
その上のクラスとなると、価格的にもメモリ容量的にも960と1050Tiのどちらを選ぶかということになるだろう。Max FLOPS(単精度)という点では、960に分がある。と言っても、Max FLOPS(単精度)は理論限界みたいなものなので、実際には、そこまでのパフォーマンスは出ない。ネットや雑誌なんかによると、Pascal世代の下2桁+10が900シリーズのMaxwell世代の下2桁に相当するらしいので、実際の性能(?)としては同等のらしい。また、1050Ti(の多く)は、補助電源を必要としないので、消費電力の点なども考えると、1050Tiを選んだ方が、お財布的にも後悔しなさそう。
更に、その上の1060 6GB/3GBあたりが本格的なゲームの入門モデルに相当するようだ。大抵のゲームは3GBでも困ることはないそうだが、ネット上の評価では、差額が約4000円なら6GBモデルを購入した方が後悔しないで済むらしい。1060の3GBモデルと970のMax FLOPS(単精度)がほぼ同等。6GBは価格差がある分だけMax FLOPS(単精度)も高い。最初に出た1060の6GBモデルの実際のパフォーマンスは、970超え980未満という触れ込みだったので、価格的にも適正なのだろう。
今後暫く発売されるゲームであっても余裕を持って対応できるとされているのが、1070/1080。価格が落ち着いてきたとは言え、1080を買う予算がないけれどゲームを快適にプレイしたい層が1070を選択しているようだ。
こうして比べてみると、やはり、ワットパフォーマンスの向上が相当に進んでいて、ファンレスでないビデオカードを買うなら、Pascal世代のモノを選択せざるをえないという結論になるだろう。
なお、最近流行りつつあるVRを楽しもうとすると、1060/1070/1080(できれば、1070/1080)になるそうだ(無理すれば、1050Tiでも不可能ではないらしいが…)。この辺は、ヘッドマウントディスプレイが必要になること、ソレが結構高いということから、今のところは、ワタシの管轄外。コメントは止しておこう。
余談だが、ついでに、Kaby LakeのiGPUのMax FLOPS(単精度)についても調べてみたところ、
動画とかゲーム目的でGPUの性能比較をするのなら3DMarkとかゲーム自体のベンチマーク辺りを使うのが妥当なのだろうが、例によって、Max FLOPS(単精度)で比較してみる。併せて、TDPとか価格.comにおける最低価格(2017年1月下旬)なんかも含めて書き出してみると、
GeForce GT 710 (19W)…366GFLOPS 約4000円~といった感じ。
GeForce GT 730 (23W)…693GFLOPS 約6000円~
GeForce GTX 750Ti (60W)…1306GFLOPS 約11000円~
GeForce GTX 950 (90W)…1572GFLOPS 約13000円~
GeForce GTX 960 (120W)…2308GFLOPS 約17000円~
GeForce GTX 970 (145W)…3494GFLOPS 約22000円~
GeForce GTX 980 (165W)…4612GFLOPS 約30000円~
GeForce GTX 980Ti (250W)…5632GFLOPS 約39000円~
GeForce GTX 1050 (75W)…1733GFLOPS 約13000円~
GeForce GTX 1050 Ti (75W)…1981GFLOPS 約15000円~
GeForce GTX 1060 3GB (120W)…3470GFLOPS 約22000円~
GeForce GTX 1060 6GB (120W)…3855GFLOPS 約26000円~
GeForce GTX 1070 (150W)…5783GFLOPS 約42000円~
GeForce GTX 1080 (180W)…8228GFLOPS 約60000円~
価格的には、750Ti、950、1050が価格差約2000円で、基本的にメモリ2GB、補助電源なしモデルがあるなどほぼ同一条件だろうから、同じグループとしてまとめて良いだろう。この中からならば、Max FLOPS(単精度)の観点からも、1050を選択するのが良さそうだ(他のベンチマークを見ても、1050は960と同等、または、若干低いくらいの性能のようだ)。また、かつてのベストセラー750Tiは、数字的には2世代前ということもあり、終息したといっても良さそうだ。
その上のクラスとなると、価格的にもメモリ容量的にも960と1050Tiのどちらを選ぶかということになるだろう。Max FLOPS(単精度)という点では、960に分がある。と言っても、Max FLOPS(単精度)は理論限界みたいなものなので、実際には、そこまでのパフォーマンスは出ない。ネットや雑誌なんかによると、Pascal世代の下2桁+10が900シリーズのMaxwell世代の下2桁に相当するらしいので、実際の性能(?)としては同等のらしい。また、1050Ti(の多く)は、補助電源を必要としないので、消費電力の点なども考えると、1050Tiを選んだ方が、お財布的にも後悔しなさそう。
更に、その上の1060 6GB/3GBあたりが本格的なゲームの入門モデルに相当するようだ。大抵のゲームは3GBでも困ることはないそうだが、ネット上の評価では、差額が約4000円なら6GBモデルを購入した方が後悔しないで済むらしい。1060の3GBモデルと970のMax FLOPS(単精度)がほぼ同等。6GBは価格差がある分だけMax FLOPS(単精度)も高い。最初に出た1060の6GBモデルの実際のパフォーマンスは、970超え980未満という触れ込みだったので、価格的にも適正なのだろう。
今後暫く発売されるゲームであっても余裕を持って対応できるとされているのが、1070/1080。価格が落ち着いてきたとは言え、1080を買う予算がないけれどゲームを快適にプレイしたい層が1070を選択しているようだ。
こうして比べてみると、やはり、ワットパフォーマンスの向上が相当に進んでいて、ファンレスでないビデオカードを買うなら、Pascal世代のモノを選択せざるをえないという結論になるだろう。
なお、最近流行りつつあるVRを楽しもうとすると、1060/1070/1080(できれば、1070/1080)になるそうだ(無理すれば、1050Tiでも不可能ではないらしいが…)。この辺は、ヘッドマウントディスプレイが必要になること、ソレが結構高いということから、今のところは、ワタシの管轄外。コメントは止しておこう。
余談だが、ついでに、Kaby LakeのiGPUのMax FLOPS(単精度)についても調べてみたところ、
HD Graphics 610…172-211GFLOPSと500シリーズと大して変わっていない様子。各種ベンチマークでは5から10%程度動画性能が向上していることから、動画性能はMax FLOPS(単精度)だけでは決まらないということなのだろう。600シリーズの目玉は、H.265のハードウェアエンコード/デコードに対応したことなのだろうな。
HD Graphics 630…364-441GFLOPS
HD Graphics 510…172-201GFLOPS
HD Graphics 530…345-441GFLOPS
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この記事へのコメント
昨年末に 1060 6GB を導入しました。1060 と 1070 の間に、ガチゲーマーしか越えられないボード単体に出せるお金や消費電力の壁を感じます。
ちなみに Pascal の NVENC 、H.265 ハードウェアエンコードがくそ速いです(やもすると H.264 より速いw)。B フレームを使わないので画質重視のアニメには不向きですが、実写であればそれなりに使えそうです。